ありがとう、さようなら

先日、粗大ゴミに自転車を出した。あと、ミシンも。

正確には自分の自転車ではない。兄の自転車。だけれど、9年前の東日本大震災の時に車にはガソリンが少なく車の使用を控え、バスも来ない、地下鉄もストップ状態。でも仕事に行かなければいけない時に世話になった自転車なのである。

身長が約180cm近くある兄。私は160cmに満たない。足の長さが違う‼️というか違いすぎて、サドルを一番下にしても爪先がやっと着く位💦
地盤沈下でマンホールの管が物凄く地面から生えていた‼️悪路の中を頑張ってくれた自転車。
乗る機会も無くなり、雨ざらし状態だったから油を注しても動かない。諦めて粗大ゴミに出す事に。

この地域は、粗大ゴミの大きさによって値段が決まり、コンビニで支払いをした後にシールタイプの紙を貼って、自宅の前に置いておくと、収集車が持って行ってくれるのだが、物によっては自宅前で収集車がバキバキッとやっていくのです。
回収日は仕事が休みだったので、何時に来るのか分からない収集車を待っていた。粗大ゴミは他にも、マットレス等もあったのだが、自転車とミシンは後回し。2台目の回収車が。。
自転車とミシンはやっぱり自宅前でバキバキッとやられていた。その音がした瞬間「!!」思わず目をギュッと瞑った。そして涙が出た。
自転車とミシンの思い出が走馬灯の様に思い出された。

ありがとう、お世話になりました。さようなら。ありがとう。人でも物でも別れはツラい。
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